平成30年都市整備委員会 2018-06-08

◯滝田委員 私からは、町田市の都立大戸緑地にかかわる都市計画の変更に関して質問をいたします。
 私は、八王子市選出ではありますが、この大戸緑地のあります相原地区は、八王子市との市境にありまして、町田市選出の議員を通じて地元の声はこちらにも届いております。
 大戸緑地には、既に開園済みの二十二・四ヘクタールの都立公園に加えて、隣接して町田市の大地沢青少年センターが連担しており、丘陵地の豊かな自然を保全しつつ、その資源が自然体験やレクリエーションに活用されています。
 実は本日の朝も見に行ってきましたけれども、ハイキングをしているシニアの方々や子供たちの遠足などで、すてきな緑を楽しんでいました。すさんだ心が洗われる環境でしたので、ぜひとも皆様に休日にはハイキングに行っていただきたいなというふうに思います。
 地元相原地区の皆様も、長年、行政と連携して自然保全に努めてきました。今後の整備におきましても地元の関心は高く、さらなる連携が重要であると理解しております。
 公園整備そのものは建設局所管でありますけれども、当該都市計画の変更において、整備自体がどのような影響を受けるのか、地域住民の皆様の理解を深めておく必要があるものと考えております。
 そこで、当該大戸緑地の都市計画変更の狙いをお伺いいたします。

195◯久保田都市づくり政策部長 都市計画大戸緑地は、これまで町田都市計画道路第三・四・四六号大戸線から約五十メートル西側に離れて計画をされておりましたが、今回、計画区域の一部を都市計画道路に接するように変更し、計画面積を約一・六ヘクタール追加するものでございます。
 今回の変更によりまして、都立大戸緑地の入り口が都市計画道路に面し、利用者にわかりやすい位置に配置できることとなり、アクセスの向上が図られます。
 また、これまで計画区域外であった樹林地を計画区域に含めることにより、既定の計画区域内の樹林地と一体的な緑として保全を図ることが可能となります。

196◯滝田委員 ありがとうございます。都立大戸緑地、現在のアクセスは細い生活道路を通り抜ける形となっておりまして、利用者にも、市民の方にも好ましい状況とはいえません。宅地でもあり、拡張は難しいところでもあります。その中で、町田街道からのアプローチ整備は利用の促進につながることに加えて、都心に近接する貴重な自然に対しての関心をさらに高めるものになります。
 また、地元の方々からは、都立大戸緑地と町田市の大地沢青少年センターの一体感のある環境整備も期待されています。
 今回の都市計画変更を経て建設局が整備を進めていくことになりますが、東京都、町田市、地域の方々で協働して前に進めていただきますよう、重ねて要望いたします。
 以上です。

平成30年都市整備委員会 2018-06-08
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